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凡人が聴き上手になるために!第二回「アクション、反応」編

前回、第一回では、話を聴く際の姿勢、形などの準備について解説したので、

今回は次の、相手の話を聞いてる時に、どういう反応やアクションをしたほうが良いかと言う事を解説しますね。今回は具体的な話をします。

 

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聞き上手 反応編 AC

「アクション、反応」の為の手順、準備編

 

① アイスブレイクは自分から

スピーチなどで最初に場をなごませるやりとりをアイスブレイクと言いますが、とりあえずビジネスでクレームを聞きにいくのでなければ、最初に共通の話題を自分から振りましょう。 

「今日は暑いですね~」などの天気の話でも良いですし、名刺をもらったタイミングなら名前や土地(相手の住所)に関連する話や、女性相手なら服装を褒めるのも良いです。相手が反応して、こちらがなんらかのアクションを取れるのが良いです。

聞き上手の話なのに何故?と思われるかもしれませんが、話を聴く導線はまず自分からです。

  

② 次の手で本題に話題を引っ張る。

①までは出来る人が多いかと思います。 実はビジネス本の多くに書いてあります。ただ次が続かない人が多いのです。で、話が盛り上がりません。私もここで何度も失敗しました(笑)

ですから、ここで質問する話題をあらかじめ1本 決めておきます。(可能な方は2,3本話題を想定していてください) ちなみに聞く

だけなので、準備は不要。相手の状況の想定だけです。

例えばビジネスで新規のお客さんなら、売りたい商品に関連のある質問になりますね。

「そう言えば」 「そうそう」とかの接続語でつないで、

「Aさん ○○の取り扱いってどうされてます?手間をかんじてませんか?」 とか、女性相手なら「Bちゃん、仕事大変?疲れてない?」とかです。

それが相手が話したい事の近くにある問いになれば大当たりです。うまくいけば相手がどんどん話し出してくれます。

 

★ちなみにあなたがメインで話すのはここまでです。ここからは話すのは1対9の割合まで減らして、聞き役に回ってください。

 

③ 1対9の聞き役の時間。

相手が、いろいろと自分の事を話し始めてくれたらチャンスです。あとは基本、あなたがどう反応するかになります。

重要なことは、相手の話に興味をもって楽しんでいるという事を相手に伝わる様にする事です。

 

例えば相槌ですが、「うん」とか「ハイ」だけでなく、感情をまじえて少し大げさに反応できるとなお良いです。

 

例えば、相手が喜んでいる話なら

「へー すごい!」

「だよね!」

「よかったね!」

「分かるよ!」

「その通りだね!」

 

悲しんでいる話だったら

「うん。」

「そうなんだ~(しみじみ)。」

「大変だったね~(しみじみ)。」

「悲しいよね。」

 

納得してほしそうな話なら(○○ってひどくない?とか、風ふけば桶屋みたいな話)

「そうなんだ!」

「なるほど!」

「へえー!」

「面白いですね!」

 

とかです。

 

他人に反応が乏しい人といわれる方は鏡相手にこのうちの1,2個練習してみてください。

誰かをまねる必用はないので、意外に簡単に身に付きます。

身につけるのは、表情と声のトーンの変化ですね。無意識で出る持ち芸にしてください。

 

なお、相槌を打って、相手が「わかる~?」とか畳み掛けてくれたならますます話が弾みます。

 

④ 話を整理してあげるのは有効。

たまに話が長く混乱してきた場合は、簡単に話を整理してあげるのはありです。

「つまり○○さんはこういう状況だからこう思ったのでしょ。違うかな」みたいな感じです。

で、その後は感情的な共感をいれてあげてください。

「本当に大変でしたね~ たまらんでしょ。それ」とか、「ひどい話だね。きつかっただろうね。」とかです。

ものすごく親近感を感じてもらえます。

 

⑤ 相手が話を総括するまで、待ちましょう。

話好きな人がある程ノッて話すと、通常は感情のエネルギーが切れ、落ち着いてきます。

そこまでは、基本、1対9の割合で話を聴く事を心掛けてください。

文字どおり聞き役に徹してください。

まっていればよい事があります。

 

⑥ 相手の開示に対してこちらも開示を

なお、自分も同じという話は出すなら⑤で相手が一息入れてから。

これは親しくなる上では有効です。心理学的にも自己開示の返報性というので有名です。

ただ相手が詳細を聞いてこない限り、手短かにしてください。

例えば、

「大手さんにいじめられるのはきついですわ。うちも3年前に大分やられましたわ。なんとか持ち直しましたけど」とか、「俺も同じように上司にいじめられたことあるよ。あれはきついよね。2年で転属になったからよかったけど」くらいの感じですね。

ただ詳細を聞かれたら普通に教えてあげてください。

 

⑦ 可能なら話題転換。

ここまで話せれば、4,50分は経っているでしょう。

続いて話をするのが可能な相手なら、場所を変えるのも良いです。

場所と空間を変え、手順としては②に戻って

今までの相手の言動から気づいた点を話題に振って、また聞き役に徹してください。

後はこのループです。

ちなみにビジネスの場合は適当な処で次回を約束して切り上げてくださいね。

 

まとめ

さてざっくりと流れをかきましたが、

特に意識するポイントは②の今日聴くべきことをきめておくことと、③反応を大袈裟にすることくらいです。

それ以降は、できれば尚善しというくらいです。

 

武術の技ではありませんがまずその二つを意識してください。

ボクシングのジャブとワンツーみたいなもんです。

 

②は、慣れれば一瞬で決定できる様になります。(無意識でしている人も多いです)

③も家で何度か練習してれば自然に出る様になります。家族がいる方は相談して見てもらいましょう。 1日5分×10日もやれば結構身につくと思いますよ。

 

凡人は軽い準備で対応です。