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凡人が聴き上手になるために!第三回「意識」編

第一回第二回と、話を聴く際の、「姿勢、形」「反応、アクション」について解説したので、今回は相手の話を聞いている時にどういう意識を持つ必要があるかを解説します。

これは、無意識でやってしまいがちな、やってはいけない反応を止めるためにも重要な内容なので、よく覚えておいてくださいね。

 

聴き上手になるために意識しなければならない事を集めた「意識」編です。

話を聴く際に特に戒めなければならない意識を解説しますね。

 

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聞き上手3 ACRE

 

① 1対9で聞き役に徹しよう

これは前回も書いてますが、鉄則です。常に意識しましょう。

基本的に普通の人は話す方が好きです。ですから意識しすぎるくらい意識して問題なしです。常日頃から心がけてください。

 

② 態度で聞いているという事を伝え続けてください。

話の内容に共感するのはもちろん、相手の話を聴いているという事をつねに全身で意識して相手に伝えてください。視線はもちろんうなずいたり、身体を傾けたり動作を加えてください。きちんと相手に集中すると言っても良いです。実際耳を傾けるという言葉がありますが、これは何よりの基本です。

 

③ アドバイスはしない

男性に多いのですが、ついつい「こうしたらいいよ」とかアドバイスし勝ちです。それは絶対にしないでください。もちろん請われればしてもかまいませんが、基本は共感にとどめておいてください。 特に女性相手には基本、禁物です。 まあ男同士で仲良ければありかもしれませんが、基本、アドバイスはしない方が無難です。

 

④ 判定はしない

場合によっては自分の考えや価値観と対立する話をされる場合もあるかと思います。しかしそんな時も、否定したり反論したりは辞めましょう。

結論まで相手の言いたい事を聞いて、それでも意見を求められたら、それから話しましょう。

ただ基本は相手の話を判定せず、人には事情があると思ってまずただ淡々とうけとめましょう。

実はこれが一番難しいです。でも人生において役立つスキルなのでトライしていきましょう。

 

⑤ 裁くのはやめましょう。

「○○は許されない」とか、「○○は絶対いけない」「常識がない」とか、他人を裁く言葉は極力やめましょう。 それを言われると話すのをやめる人は結構います。裁かれて良い気がする人はほとんどいません。

例えば遅刻の多い友人に

「いつも遅刻ばかり、こちらもも暇じゃないのになんでそんな無神経なんだ?社会的常識はないのか?次回からきちんと遅刻しないで来てほしい」というのと

「ここ4回遅刻だよ。さすがにちょっときついと。次回からきちんと遅刻しないで来てほしい」

では大分ニュアンスが違いますよね。 

事実に対し、相手を非難したり裁いたりする感想は極力、表現から省きましょう。自分がどう思ったかは構いません。 それだけでかなり印象が変わります。

 

⑥ Yes、Butで行きましょう。

場合によっては、相手の方と違う意見を言わねばならない時もあります。

その時もできる限り、相手を否定せずに、賛成できる点をみつけて

あなたの○○という意見はわかります。(Yes)ただここはちょっとどうかなと思います(But)と 伝えていきます。

 

⑦ 断定形や断言などの表現は避けましょう。

自分の意見や感想をいうとき、相手とベクトルが違うときはとくに断定形や断言は避けましょう。これも言われた相手が話をやめてしまうケースが多いです。

「○○に決まってる」とか「○○しかない」とかですね。

言われた相手はいい気がしません。

逆に「どうかな?と思います」とか、「賛成するのは難しいです」とか不同意でも柔らかく返すのは有効です。 

 

⑧ 反応はゆっくり

私もそうですが、反応が早い人はついつい相手の話を遮ったりしがちです。

ですから今日は聞き役になろうとおもった時は太極拳でもやるようにゆったりと動きましょう。 

動きがゆっくりすれば思考もゆっくりになるのが人です。

それで聞き役に徹しましょう。

 

⑨ 相手に関心をもとう。

これは性格的なところもあるので、なかなか難しいのですが、恋愛ではないですが、相手に関心があると話が盛り上がりやすいです。

じゃあどうするかという話ですが、何かのおりにどんな人なんだろうかなと想像してみてください。ある種のプロファイリングですが、会話やメールの記憶からどんな人なのか想像をすればだんだん相手への興味がわく様になります。また相手のデータも頭に入りますしね。実はこれも訓練で、数をこなせば視野が広がります。

 

以上 9点、

心構え的な意識の注意事項をかきました。

 

まとめ

③から⑦の相手を裁くのを避けたり、意見の押し付けやアドバイスを避けたりするのは、基本、普段から心がけていて損はない話です。 

あとは傾聴の姿勢ともいうべきものなので、やはり逐次心掛けていて損はないです。

 

なお凡人の我々はやはり少しの訓練は必要です。

特に③~⑦については1日のうちで電車の中など短い時間で振り返りを。

①②⑧⑨などは1日の朝最初に会う人にだけでよいので意識してみましょう。

段々とできる様になっていきますよ。